キウイフルーツの栄養と健康効果

キウイの豊富な品種

キウイフルーツは日本でも盛んに栽培されていますが、品種も豊富です。中でも店頭でよく見かけるグリーンキウイの多くは「ヘイワード」という品種です。これの果皮は薄茶色で、うぶ毛が生えています。重さは100g前後で果肉が熟すとキレイな緑色になります。


ヘイワードの特徴は甘みと酸味のバランスがとれている点で、プチプチとした小さな種の食感もさわやかさです。国内産は11~5月頃に出回りますが、ニュージーランド産だと5~12月頃になります。


果肉が黄色くて甘みも強いのが「ゼスプリゴールド・ホート16A」です。これはニュージーランドのゼスプリ社が開発したキウイフルーツで、別名「ゴールドキウイ」とも呼ばれています。酸味があまりしないので、酸っぱいのが苦手な人はこれがピッタリでしょう。サイズは約100gでヘイワードと同じ位ですが、うぶ毛はほとんどありません。形はやや細長く、先端部を絞ったようになっています。国内では、ゼスプリ社と契約している愛媛県、佐賀県で生産されています。


黄緑色の果肉の中央に赤い色素が入っているのが特徴の「レインボーレッド」は、中国系キウイを静岡県の小林氏が育成したものです。(有限会社コバヤシの商標登録)サイズはやや小さめでうぶ毛はなく、酸味の少ない甘いタイプです。収穫時期は10月頃からです。


「香緑」は「ヘイワード」の自然交雑から誕生した品種で、やや細長い円筒形で、うぶ毛が多いタイプです。果肉は濃いエメラルドグリーンで、酸味は少なく、甘いのが特徴です。大きさは100g前後、11月頃からの穫時期で、香川県、山梨県、静岡県で栽培されています。


他にも香川県で生まれた「さぬきゴールド」、「香緑」と中国系キウイフルーツを掛け合わせた「讃緑」、リンゴのような形をした「アップルキウイ・魁蜜)」という品種など、いろいろあります。